ベトナムの春雨が導いた、テクノロジーの世界
株式会社アジラ 小泉友佑

「これまで人間がアナログでやっていたことが、テクノロジーの力を使うことで一瞬で解決してしまうことに感動したんです」

 株式会社アジラが展開する文字認識サービス『AI-OCRジジラ』。人が紙やPDFからデータ入力をしている業務をAIが代行して読み込み、データ化してくれる。DX(デジタルトランスフォーメーション)化に欠かせないサービスだ。昨年リリースされたジジラは、経済産業省などの官公庁をはじめ数々の企業に採用されている。

 アジラで営業として働く小泉さんは、昨年新卒で入社した。小泉さんの大学での専門は、テクノロジーとはまったく関係ないベトナム語。日本とベトナムに拠点を持つアジラと出会ったきっかけは、なんと・・・・春雨!
「ベトナムに留学中、ベトナムの春雨であるミエンという食べ物にハマって。ハノイでミエンが食べられるレストランを食べ歩いていたので、Twitterで『#ミエン探訪』というハッシュタグを勝手に付けてつぶやいていたら、アジラCEOの木村さんからダイレクトメッセージをもらったんです。そこから一緒にハノイでランチをしたり食べ歩きをしたりするようになりました」

 外国語大学でベトナム語を学び、食べることが大好き。テクノロジーとは無縁の世界にいた小泉さんは、木村さんとの出会いによって新しい世界を知ることになった。「当時塾で講師のアルバイトをしていたのですが、アジラの文字認識技術を使えば採点業務とかめちゃくちゃ楽になるじゃん!と思いました。自分の知らなかったところで、アナログでやってたものが一瞬でできてしまうテクノロジー技術が育っていることを知って、とても新鮮だったんです」

 マスコミに就職するか大学院に進学するかで迷っていたという小泉さんは、ミエンが導いた出会いで180度の方向転換をし、アジラに入社。テクノロジーの世界の門を叩くことになった。まったく異分野の世界に飛び込んだことで苦労もあるものの、それ以上に文字認識技術に対しての面白さも感じているという。「帳票をデータ化したいというニーズはもちろんあるのですが、文字認識技術って思った以上に幅があるんです。ジジラは紙だけでなく空間にあるものも読み込ませることができるので、看板の文字や製品に刻印された製造情報も読み込ませられます。人間の目で確認して発注書と照らし合わせてたものも、ジジラを使えば一瞬でできてしまうんです。人間は文字なしでは生きられないから、空間にあるものも読み込ませることができることに可能性を感じています」

 ジジラはディープラーニング技術を使っているため、読み取り精度はリリース当初より10%以上上がっているという。同時にクライアントも増えており、最近は官公庁や地方自治体からの相談も増えている。「感染症の影響でこれから地方への人口分散化が進むだろうと言われています。そうなると地方自治体の責任は増えていくはずですが、責任が増える中で労働人口が減っていき、従来の窓口業務がそのままの業務量だとパンクしてしまう。これまでリソースを割いていた窓口業務をDX化できれば、業務量がかなり圧縮できるはずです。それによりできたリソースを地方創生やSDGsなどの新しく出てきた課題に割いてもらえれば、という思いもあります。サービスを売る・買うという関係性ではなく、ジジラを使ってもらうことでお手伝いをする、助けるという関係性になれたら理想ですね」

―小泉さんにとってInspired.Labとはどのような場所?
「働いてよし、くつろいでよし、しゃべってよし、食べてよし!そんな場所です。相変わらず食べることは大好きなので、カフェのおにぎりを片手にカフェスタッフやInspired.Labメンバーのみなさんとお話しする時間がいい息抜きになっています。みなさんと交流する中で、いつかジジラの読み取りエンジンのソリューションを使ってInspired.Labの企業さんともコラボレーションできたらいいですね。個人的には世界最古の春雨を再現するのが夢なので、いつかカフェメンバーともコラボレーションしたいです(笑)」

アジラ公式WEBサイト
AI-OCR ジジラ製品サイト

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